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第8話  物事への関心度がわかるゲーム


挿し絵    密蔵院では、月に1回「話の寺子屋」を開催しています。
   講師は元ニッポン放送パーソナリティの村上正行さん。78歳の大ベテランです。

   この話し方教室は、言葉は心の現れだから、心をみがかないと、人を動かす話はできないということに重点が置かれています。どんなみがき方をすると、どんな会話になるのか、そんな具体例が2時間にぎゅーぎゅー詰めになっています(抽象的でスミマセン……)。
   この会で、とても面白いゲームをやったので、ご紹介しましょう。お正月に家族で、仲間の新年会でやってみたらいかがでしょう。

   まずお題を出します。「お正月」にしましょうか(なんでもいいんです)。そこから連想ゲームです。その場にいる人が順番に「お正月」から思いつく言葉を一つづつ言います。前に誰かが言ったものはダメ。5人でやれば5つの言葉が出てきます。
   それを10周くらいやるんです。つまり一人が10個の言葉を出すことになります。全部で50のお正月関連の言葉がでます。
   これで、自分が普段どのくらい物事に関心を持っているかわかるし、どれほど自分の関心が、かたよっているかもわかります。

   仏教の悟りは「自分自身(心)を知ること」でもあります。
   まずは自分の現状を知る。ちょっと勇気がいりますけど、反省するから新年の抱負も出てくるんだと思います。

   お題が少ないので、次回は「お題拝借の裏事情−仏教加減乗除の秘密−」でいきます。
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