名取芳彦のちょっといい話
法話図書館TOPに戻る
名取芳彦のちょっといい話TOPに戻る
名取芳彦先生のプロフィール
法話のお題募集!
名取芳彦先生のバックナンバー
名取先生にメールを出そう
第33話  道徳をどう説く?


挿し絵  この1カ月の間に、4つの小学校で大人に話す機会がありました。道徳の公開講座として「心をどう育てる」という全然ウキウキしないメインタイトルでした。
石原都知事が「心の東京改革」なるプランを出して、家庭、学校、地域で正義感、倫理観、思いやりを育てるという取り組みを受けてのものなんだそうです(詳しくは東京都生活文化局「心の東京改革」HPへ)。
公立学校では坊さんの肩書じゃダメなので、元PTA会長として呼んでくれました。

 第22話で「モラルの原点」を書きましたけど、2分で皆さんに読んでいただいた内容を45分の話にするなんて至難の技。つまるところは自分の体験談を話してきました。
資料のタイトルは「後悔講座」。私自身が道徳という「人の道」に関しては、後悔の連続ですから。
外食してレジで「ごちそうさま」は言えても、食べた魚や牛に対して合掌して「ごちそうさま」が言えないこともしばしばの私。
「今日は疲れて、頭がなかなかまわらない」という人に対して「じゃ疲れてない時は、どのくらい頭がまわるの?」なんて、相手の頭がまわっていれば冗談で済むところを、それを考えないで方言(読み方同じで、ワタシは芳彦)したり……

 ダメだ。一回じゃ書き切れない。
続きは次回、私が参観した4年生の授業「上手な断り方」で。
何かに誘われてダメな時、どう断ってますか?
前のお話
次のお話


Copyright © 2003 Japan Temple VAN Inc. All rights reserved.