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第70話 ヤバイもん見ちゃったなぁ〜
昨年のデザイン・フェスタに出品した言葉の一つ、「好きなことしてるんなら 嫌な顔しなさんな」に共感してくれたことが縁で、自主制作のCDまでくれた5人組のバンド『輪』。調度品と化していた私のギターを差し上げることになり、取りにきたついでにお寺の客殿で一緒に酒を煽り、歌を一緒に歌い、私の下手なブルースハープも入れてセッションをしてくれた、20代後半の武者たちです。
>>「輪」ホームページ
ボーカルをつとめる敦志君が、2月の聲明ライブに来てくれました。そして、その夜帰宅した敦志君が、輪のホームページの掲示板にその感想を述べてくれました。一部を原文のまま転載します。
“いや、ほんとはね、今日の声明ライブの報告をね、したいわけさ、俺はね。てか、素晴らしい!の一言ですわ!あれはまたヤバイもん見ちゃったなぁ〜って感じ。すごいんだよ、なんかさ。1人で「ウワ〜」って始まったなと思ったらさ、きたぜ、きたぜ、グワー!ってさ!?聞いてておもったのはなんかホーメイの感じににてるな〜って思った。微妙に違う音を出す3人がうま〜いこと合わさってあ〜って感じ。また、独特な音階がたまらんし。こっから日本の歌が始まったのかと思うとスゲーよ、ホント。考えてみればさ、何百年とか何千年とかかけてさ、今の日本の現代音楽になったんだろうけど今の音楽、てか今の日本の歌ってどうなんだろう?ってチョッピリ考えるな〜。まあ、いいものはやっぱいいけどね。とにかくやばいんだって!”
―――聲明を聞いた心象風景をここまで的確に描写した文章にはお目にかかったことがありません。
敦志君のヤバイという表現は、坊さんが唱えている聲明を聞くと、今までの自分がどこか変わってしまう……ということです。これまで聲明をヤバイ!と表現した人に出会ったことがなかった私には大変嬉しいショックでした。
よぉ〜し!これからもどんどん“ヤバいもの”を提供するぞ!
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