ちょっといい話
第135話 「動けば変わる」の土台

家庭で二酸化炭素削減をはじめましょう――と、家計簿で見直してもらおう!と100日かけて、鹿児島から徒歩で家計簿を配って歩いた若者がいる。楽歩隊を名乗る哲也くんだ。仕事は路上詩人。奥さんとお子さんが車でバックアップしながら歩ききった。
→地球温暖化本気でストップゲーム!
“あなたを見て、インスピレーションで詩を書きます”と旅をしながら活動している若者もいる。彼も路上詩人、隆策くんだ。路上から世界を変える!と静かに燃えている。
→詩人生活〜路上詩人 隆
精神保健福祉士の仕事のかたわらに、自閉症の人たちが、地域の中で暮らしていけるように立ち上げられたNPO“わーいんぐ”の事務局長をしている若者がいる。田村くんだ。
→NPO法人 わーいんぐ
もともとその土地にあった植生を利用して、里山、鎮守の森の再生、さらに海外でも「宮脇式」と呼ばれる植林をしていらっしゃる宮脇昭先生のお弟子さん、リョウさんがいる。密蔵院の緑増やそう計画に、一役買ってくれるそうである。
無償で、エコレンジャーのマネージャー役をつとめているニックネーム、ジューシーがいる。若者の間で、多大な共感をあびているテンツクマン(彼の好きな言葉が「動けば変わる」です)のスタッフである。
→動けば変わる WEBテンツク
そして、前回ご紹介した地球洗隊エコレンジャーの3人。よくもまあ、こんなに行動力のある(称賛としての)アホな若者がそろったものだ。類は友を呼ぶとはこのことだ。……ということは、私も同類?……なら嬉しい限りです。
グリーンこと学くんの密蔵院での10日間の逗留中、ちょうど写仏の会があった。「一緒にやろうよ」と学くんを誘い、参加者の方に次のように彼を紹介した。
“人はいろいろなことを考えます。そして、その考えがしっかりと固まった時、不動という言葉で表わします。密蔵院の本尊さまもお不動さまです。不動だから動かないかというと、実はそうではないんです。心が不動になったら、次はもう動かざるを得ない。お不動さまの筋骨隆々の身体は、行動力を象徴しているんです。他の人のために、地球のために、具体的に行動をおこしている学くんの中に、私はお不動さまを見る思いがします。皆さん、井戸端会議で盛り上がってばかりいないで、動いてみましょうよ”
さて、次回はリクエストにお答えして、春日部市(おお、クレヨンしんちゃんが住んでるトコだぁ)のtomoさんの“どっちを選ぶ?”と題していきます。
二者択一をせまられた時、どうしてます?