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第50話  ラッキーナンバー7 〔 II 〕


挿し絵    数には素数という、その数と1でしか割り切れないものがある。その中で最初に安定する数が3。その数に不思議さと神聖さを感じるのことを素数信仰……というのが前回の話(なんだ、こんな簡単なことに600字も使ったのか……)。
   そして、一桁の中で一番大きな素数が7なんです。だから色々な伝説にも使われます。

   お釈迦さまが生まれた時に”天上天下唯我独尊!”って、
「人は誰でもかけがえのない命を生きていくんでチュ」
って宣言したのは知ってるでしょうけど、これには「生まれると七歩あるいて」という前置きがあります。
   この七歩は、インドの神は七歩で全世界を渡り切るという表現から使われた言葉です。つまり世界に通用することをお釈迦さまはおっしゃったという意味があります。キリスト教でも神は世界を七日間で創ったんですよね?
   この7が土台になって、法事では七回忌が営まれます。故人にとっても、遺族にとっても功徳が増す年なんですよ、きっと。
   そして、この七回忌から数えて7年目が(親指から折って”1”じゃなく、”7、8、9…”と7回指を折ると、ほら、13になるでしょう)十三回忌になります。次の十七回忌は、7つながり。そしてまた7を足して二十三回忌になります。

   私的には、1人、2人、3人、4人、6人、12人でも分けられるようにと、心がとても優しい人が考え出した12(ダース)が好きだ〜す。

   さて来週は「手相」。街角で酔った勢いで見てもらった手相。私と手相見のお姉さんとの会話でございます。
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