ちょっといい話

第101話 101回目のプロ坊主

挿し絵  さて、いよいよ、第二ステージの開幕、101回目だ!腕によりかけて、プロの坊主が身体にしなをつくって、始まりでございます。

 そこで、今回は伊東市の“きよ”さんからの「親の躾と学校教育」というお題を土台にまいります。
むずかしいタイトルなので、“おやのしつけとがっこうきょういく”とキーボードをたたいて、音を入れ換えたら“結構親が行く京都の室”なんて言葉になりました。他にも“決死の強行!と、矢が追いつく”“結局牛の口蓋とおやつ”なんていうもの(暇な坊さんのやりそうなことですナ……)。

 実は私も小学校のPTAをやっていた時に、ずいぶんこのタイトルの研修会に参加した覚えがあります。
でも正直言って、あまりぴんと来なかった。親は学校がしっかり教育をせよと言い、学校は親が子供の躾をせぇ!と言う。この、オーディオでいえば右と左のスピーカーの役割は違うはずであるというステレオタイプ思考になじむことができませんでした。

 親も学校の先生も、やれることをやればいいのだと思います。親が、産後の女性をいたわりなさいとしつける一方で、珊瑚は動物であると教える。学校では三五は十五であると教えつつ、メシ・フロ・ネルなんていう三語族になるなと絶叫してもいい。
親と学校の役割を区別する必要はないのだと思います。
個人的には、教育は好奇心を持たせることだし、躾は親のするように育つということを信じながら毎日やってます。

 躾で思い出した!
次回は、しつけの根本、挨拶つながりで“さようなら、またね……のあと”でいきます。今年も、たくさんのリクエストお待ちしてます。